牧師室便り 2011.3.20

  心が痛いです。言葉も出てきません。テレビから映っている廃墟となった被災地の悲惨さと災害に遭われた方々の切なる叫びを目にしながら涙がとまりません。誰のせいにすることも、誰かにぶつける力もありません。今はただ生きること、助けを求めることしかできません。・・・今こそ日本に住むすべての人に求められるのは“愛”です。言葉だけで終わる愛でなく、本当の愛、最も小さな一人にできる最善の愛を尽くす時です。自分と家族の安全だけを思う時期ではありません。“世界は自分一人だけでは決して生きていけない、あなたが生きることで私も生きる!”というメッセージを悟る時です。
  買いだめなどの自己中心の思いや行いを捨て、もし自分が同じ状況に遭われたら!と考え、できる限りの方法と実践をもって表し、支え合うことです。ここに日本の将来と希望があるのです。日々祈りを休まず、イエス様からの黄金律を口ずさみつつ今の時を過ごして参りましょう。シャローム
“人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。”
                        (マタイ7:12)