2012.6.3

 先週は、福島第一バプテスト教会の佐藤彰先生の講演会が富山で開かれました。大震災に遭った日からの教会の歩みを、聖書の御言葉を照らし合わせながら熱意のこもったメッセージを語ってくださいました。先生のお言葉の通り、映画化しても良いほどのたくさんの奇跡的な体験と不思議な神の導きに励まされたひと時でした。
 佐藤先生の言葉の中で最も強く胸を打たれたのは「使命」という言葉でした。福島第一バプテスト教会に遣わされて30年以上も素晴らしい働きをして来られたのに、大震災と原発事故を通してすべてを失い、さ迷う群れとなっている今の時のために福島第一教会に遣わされたと信じるようになったという、これこそわたしの使命だ!と語られる佐藤先生のお言葉をうかがいながら、同じく牧師として生きている者として大きなチャレンジを受けました。やっぱり信仰者の真骨頂が現れる時は、苦難の時であることを改めて教えられましたね。神の家族の皆さん、この御言葉を心深く刻んで歩んで生きましょう。シャローム
“わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。”(ローマ5:3〜4)