2014.11.30

〜遣わされた者〜
 本日からアドヴェントに入ります。天の御座の栄光を捨て、私たち罪人を救うため同じく人間の体でこの世界に来られたイエス・キリストのご降誕を待ち望みつつ、信仰と思いを整える恵みとチャレンジの時です。この時期に神の家族にぜひ抱いていただきたい思いこそ、遣わされた者としての自覚、アイデンティティーです。
 先週は連盟の常務理事の吉高先生より一人の訃報をいただきました。故アリス・浅野・ホシザキ氏、アメリカのハワイ州で生まれ、1951年から米国南部バプテスト連盟派遣宣教師として、夫である星崎礼司氏と共に来日され1984年までの33年間、日本バプテスト連盟の諸教会を助け、献身的に仕えてくださったお方です。
 特に、星崎ご夫妻は長年閉鎖されていたわが小泉町教会の再建のために遣わされ、後に6代目牧師になる酒井敬二師と力を合わせ礼拝堂を新たに建築し、宣教の火を再び燃え上がらせられました。先生ご夫妻が仕えた教会として静岡教会、浜松教会、東山教会、平針教会、小泉町教会があります。主に中部地方連合を中心に活動されたことになります。はるばる日本の地、その中でも最も福音の不毛の地とされていた北陸まで足を運ばれたことは 遣わされた者としての自覚、伝道者としてのアイデンティティーを抱いたからでしょう。
 今現在も世界各地において、黙々と遣わされた者として生きている働き人がいます。その一人一人のことを覚え感謝すると共に、アドヴェントの恵みが豊かに注がれますように執り成し祈りましょう。それと同時に神の家族一人一人も遣わされた者としての思いを新たにしていただく時といたしましょう。シャローム!