2015.1.4

 〜荒野の食卓〜
 2015年、明けましておめでとうございます。
 時間の創造者である神の恵みと導きが2015年の  最初の主日礼拝をささげる神の家族お一人お一人の上に豊かに注がれますようにお祈りいたします。
 今年も大雪のうちに始まりましたね。この一年、どのようなことが神の家族を訪ねてくるでしょうか。聖書は私たちの人生を荒野の旅にたとえています。カナンという約束の地、乳と蜜の溢れる祝福の地に行くために必ず通らなければならないのが「荒野」です。神が神の民に荒野を歩ませるのは、神の民に苦しみを与えるためでなく、この荒野でご自身を現され、神ご自身を知らせるためでした。荒野で神は昼には雲の柱で、夜は火の柱で導き、時に適った恵みで満たしてくださいました。また、神は荒野で食卓を用意されました。岩を裂いて命の水を、天から命のパンであるマナとウズラを降らせてくださる・・・。それから主は、その荒野で進むべき道を敷き、神の民に歩ませたのです。イスラエルの40年間の荒野での神と神の民との触れ合いは、イスラエルの歴史の中で忘れられない証しとなり、神の偉大なる御業と神を実際に味わうことのできた恵みの学校、最善の訓練の場所となりました。それから神は、今日の神の民である私たちにも同じく荒野における恵みの食卓を備えてくださいます。 
 日本のクリスチャン人口、数値上は1%、実際に礼拝に出席する人だけにすると0.3%という現実。その0.3%の一人として私たちの立っている場所はまさに荒野です。この荒野で神の導きと助けをいただくために、神の民に求められるのは毎日恵みの食卓に近づくことです。神は時に適って必ず、満たしてくださるはずです。