2015.10.18

 〜 病床に注ぐ恵み 〜
 先週の主日(11日)の夕方、5名の神の家族と共にT姉のお宅を訪ねました。ベッドに横になったまま日々を過ごしているT姉のために家庭礼拝と主の晩餐の恵みを分かち合う時間をもちました。
 今は天に召されたY兄との関係から教会に導かれ、信仰生活をはじめた谷姉でした。彼女はY兄が生きている間、いつも兄弟を支えながら主日礼拝とY家の家庭礼拝を大切に守っていたことを覚えています。しかし、Y兄が天に召されてからは教会から離れたところへ引っ越し、しばらく教会生活から遠のいていました。恐らく愛してやまなかったY兄をなくしたショックが大きかったためでしょう。
 T姉はその後、冬のある日、凍っていた道で転倒し腰の骨を痛め歩けなくなってしまい、数年前からはベッドと車椅子の生活を余儀なくされました。教会に来たくても来られず、一週間のうち4日をデイサービスに助けられながら過ごしています。定期的に一人でT姉を訪問しながら、彼女がその心のうちに刻まれているY兄との家庭礼拝や教会での礼拝と神の家族との交わりを大切に覚えていることに気づかされました。そこで、今月から月一度、T家家庭礼拝を行なうことにしたわけです。早速、先週は5名の神の家族が要望に応え、T姉との恵み豊かな礼拝と主の晩餐の時を過ごすことができました。子どものように純粋で、素直に喜ぶT姉の姿に出席者全員が大きな感動を覚えたひと時でした。
 「病床に注がれる恵み」、わたしは病床の方々を訪問する度に、弱さの中で注がれるイエス様の十字架の人知を超えた愛の強さの恵みを教えられています。だんだんと寒くなっていく季節です。ぜひ、病床の方々に愛の手を差し伸べ、病床に注がれる神の恵みに触れる神の家族お一人お一人でありますように・・・。