2015.10.25

  〜 不信の時代を生きる 〜
 先週木曜日(22日)は、月一度のS家家庭礼拝がありました。牧会担当執事のI兄を含む3人が集いました。S家の礼拝は、牧師の祈りで始まり、一か月の生活における出来事を分かち合う時間をもちます。その後、聖書のメッセージを伝え、主の晩餐式、賛美と献金、主の祈りの順で行われています。
 月一度ではありますが、S兄もリビングライフを用いているために共通の御言葉の恵みを受けていますし、S兄の真剣な信仰姿勢に励まされる恵みの時となっています。とりわけ一か月の生活を振り返り分かち合う中、S兄の証しを聞くことができました。以前「小さな泉」でも分かち合われたことですが、S兄は昨年度から今年度までの2年間、町の伝統行事である「獅子舞」の会長を任されるということになり、信仰の葛藤に置かれながらも、昨年の獅子舞の時には自分がクリスチャンであること、救いこそイエス・キリストにあることをみんなの前で明らかにした兄弟でした。そして今年は、町の子どもたちは義務的に参加するようになっていた獅子舞に、三男の子どもとクリスチャンとしての信仰を話し合った末、参加させないことに決めたそうです。その知らせを聞いた町の友人たちが次々と兄弟を訪ね子どもの参加を要請されましたが、S兄は再び信仰を明かし伝えられたとのことでした。無論、友人たちは彼の言葉に理解できずに帰られたそうです。
 日本社会、しかも田舎の町で信仰を明かしクリスチャンとして生きるということは大変な決断であります。時によっては、いじめに遭ったり、共同体から外されたり、非難されたり、あざ笑われたりすることもあるでしょう。それほど不信の時代を生きることには大きな勇気が求められます。願わくは、イエス様からの人知の超えた助けと平和、家族と友人たちへの救いの希望がS兄を励まし強めてくださいますように・・・。シャローム