2016.12.18

 〜 わたしをプレゼントします 〜
 先週の木曜日の夜、宮口姉とのバプテスマの準備を終えてから、子どもたちのことが気になり、牧師館に戻りました。娘は既に寝るための準備をしていて、一人で本を読んでいました。その時に“あぁ、最近は娘のために本を読んであげてないな!”という思いがして、娘の読んでいた本の読み聞かせをしてあげることにしました。娘が読んでいた内容は、オー・ヘンリー作の“賢者の贈り物”という内容でした。“貧しい夫妻が相手にクリスマスプレゼントを買うお金を工面しようとする中で、妻のデラは、夫のジムが大切にしている金の懐中時計を吊るす鎖を買うために、自慢の髪を売ってしまうことになります。一方、夫のジムは愛する妻デラの美しく長い髪の毛に飾る櫛を買ってあげるために、大切にしていた懐中時計を売ってしまう。一見愚かな行き違いではあったけれど、それこそ最も賢明な愛のプレゼントであって、この出来事によって二人の愛はますます強く結ばれていったわけです。”
 相手のために、自分がもっている最も大切なものを惜しまず捨てて、相手が必要とされるプレゼントをするということは、相手のために自分自身をプレゼントすることです。これこそクリスマスのメッセージなのです。クリスマスは神があなたと私を愛し、罪と死から救い出すために、独り子イエス・キリストをこの世に贈られた恵みの日です。
 あなたは今度のクリスマスにどんなプレゼントを用意していますか。いや、あなたはどんなプレゼントをもらいたいですか。クリスマスは、わたしをプレゼントとして相手に与える日です。何かをもらうためにプレゼントするのでなく、ただ愛するがために惜しまず、自分自身を与えることです。イエス・キリストがそうなさったように、私たちも互いにそうすべきです。あなたの大切な人に伝えましょう。“わたしをプレゼントします!!!”と。シャローム