2018.5.6

聖霊を待ち望みつつ 〜
 5月に入りました。全地は春の命に満ち溢れています。わが教会では定期総会を終え、「祝福の源となる」ための本格的な歩みをスタートさせました。なるほど春は希望と命溢れる季節です。とりわけキリスト教会においてはイエス・キリストの復活から聖霊降臨を祝うペンテコステに向かっている時期です。十字架の死を打ち破り復活なさった主イエスは、「父の約束されたもの(聖霊)を待ちなさい」と弟子たちに言われました。その主イエスの約束に従い、心を合わせて祈っていた弟子たちの上に、聖霊が降って来られ初代教会が誕生したのです。
 聖霊は父、御子と共に三位一体の神であり、天地創造の時から神と共に御業を成して来られた御霊です。その御霊こそ、神の民の内に宿られ、一時も離れることなく神の民を慰め、力づけてくださるお方です。神の民と全人格的な交わりの中で、父なる神の御心を教え、御言葉の秘められた御計画を成し遂げられる真の神なのです。しかし、偽りの教えを語る人たちは聖霊をただの神のエネルギーにとどめようとし、聖霊の働きを聖書時代のみに限定しようとする主張をします。これらの人たちは聖霊との人格的交わりを味わうことができず、聖霊を頭の知識と概念でしか知らないのでしょう。
 この春、命の聖霊の働きを期待しましょう。とりわけ求道者の方々が聖霊に触れ信仰の決断に至りますように…。聖霊によらなければ、だれも『イエスは主である』とは言えないのです。」(Iコリント12:3)とあるように、信仰の確信へと招かれるのは聖霊です。また、教会に命を与え、新しく造り変えられるのも聖霊なのです。だからこそ、初代教会のごとく、牧師始め神の家族お一人お一人が心を合わせ約束の聖霊を待ち望むことです。シャローム