「ティラノ講堂」

牧師室便り  2011.4.10.

 本日から午後の聖書の学び「ティラノ講堂」を始めます。恐らくティラノ講堂という名称をはじめて聞く方も多いでしょう。ティラノ講堂は、使徒19:9に登場する名前で、パウロが第三次伝道旅行においてエフェソという町を拠点として2年間聖書の言葉を伝えた場所でした。もともとギリシヤの哲学者達が哲学や数学などを教える講義室であったと言われています。
 ティラノ講堂での教えを中心として行われたパウロのエフェソでの伝道は豊かな実を結び、当時のアジア州という広い地域の多くの人々が主の言葉を聞くことができ働き人を養成することができました。
 “神を知る”ということはキリスト者にとっての生涯の課題であって、目的と言えます。そして、神を知るための最優先の道が御言葉に学ぶことです。これから毎月2〜3回、主日の午後の時間を用いて聖書の言葉に直接触れながら、神様の御言葉の深さ、長さ、広さ、高さを知るための航海に出かけたいと思います。
“あなたの御言葉は、わたしの道の光/わたしの歩みを照らす灯。”(詩119:105)