2011.12.25クリスマス

 隣国の独裁者が亡くなりました。今年は世界各地で独裁者と言われていた人たちの突然の失脚と悲惨な死を目の当たりにしながら、人の権力のはかなさと、権力を失ってしまった一人の人間としての独裁者の弱さを確かめることができた一年でした。気になるのは、今も飢えと迫害の最中にある人々、子どもたちの上に一日も早い平和と慰めが実現しますように願うばかりです。
 イエス様が誕生した時も、イスラエルには独裁者ヘロデ王がいました。彼はメシアが誕生した知らせを聞いて、同じ時期に生まれた子どもたちを虐殺してしまうという許せない悪を行ないました。そんな中に救い主イエスが馬小屋の飼い葉おけでお生まれになったのです。イエス・キリストは今日も子どもたちの泣き声と苦しみの中にある人々の叫び声を知っておられます。クリスマスは、「神、我らと共におられる」というインマヌエルの約束が成就された日ですし、今もなお成就されていることを教えてくださっているのです。暗闇の中にいるすべての人の光となられた神の独り子を声高らかにほめたたえましょう。インマヌエル!