2012.1.8

 2012年地球滅亡説がテレビを中心としたマスコミによって世界に広がっています。その根拠として、マヤ暦、地球温暖化、新種ウィルス、戦争、火山噴火、大地震と大津波などが挙げられています。しかし、いつも繰り返されてきた終末論の話ですから、人々はただの興味を示す程度で終わってしまうような気がいたします。むしろ、今、目にしている厳しい現実をどう乗り越えていくのか、ということで精一杯頑張っていると言えるでしょう。
 聖書はこの世の終わりについて、また、神の国について大切に教えています。“必ず、この世の終わりは来る!”と。まず、一次的終末として個々人の死を迎えることから終末の確かさを示し、やがては全世界、全人類における裁きと救いをもたらす終末の日がやってくるのです。しかし、聖書の語る終末は神を知る人々にとっては絶望ではなく、希望の時です。裁きでなく救いの時であることであります。そのため、常に終末を意識しながら神の国を広めて生きる生き方がキリスト者に求められる姿なのです。新たな一年、あなたの歩みが確かな信仰者の歩みとして祝福されることを祈ります。シャローム