2012.2.19

 本日、2012年度の執事選挙が告示されました。新年度、神の教会の働きの先頭に立って仕える新しい執事のために祈りつつ、大切にこの一か月の時を過ごしたいと思います。
 執事はギリシャ語で「ディアコノス」と言いまして、その語源は「食卓の給仕をする者」という意味から来ています。何よりも「奉仕者」というイメージが強いです。しかし、聖書に記されている初代教会における最初の執事の選びの基準として「“霊”と知恵に満ちた評判の良い人」(使徒6:3)とあって、その基準を今現在の信仰者に当てはめようとすると、恐らく100%その基準にふさわしいと思われる人はいないでしょう。
 聖書の中に登場する神が人を選ばれる基準として最も強調されているのは、従順と謙遜、信仰と愛と言った「真心」にその焦点が合わせられていることに目を留めるべきです。ダビデを選ぶ時も、モーセ、エレミヤ、12弟子たちなどを選ぶ時も同じでした。神の目に、人の信仰経歴や能力、外見は二次的問題に過ぎません。主に喜ばれる「心」の備えをしながら過ごしましょう。シャローム