2012.2.26

“畑で穀物を刈り入れるとき、一束畑に忘れても、取りに戻ってはならない。それは寄留者、孤児、寡婦のものとしなさい。こうしてあなたの手の業すべてについて、あなたの神、主はあなたを祝福される。”(申命記24:19) 
 神の厳しいお声が聞こえてくるような近頃です。先日、3人家族が餓死の状態で見つかるという衝撃的出来事がありました。近年よく耳にしているのが「孤独死」という言葉です。特にその孤独死が、年寄り、一人暮らしと貧困層の人々に集中していること、また、今でも放送されていない「孤独死」が後を絶たない現実に目を留めなければなりません。・・・彼らは生活保護も受けられず、水道、電気、ガスという生活するための命綱(ライフライン)さえ絶たれてしまうという状況に追い込まれてしまいます。社会的疎外と無関心、国の無責任によって弱者たちはこの世を去っているのです。
 神は社会的弱者たちへの生活するための最小限の配慮さえも忘れている日本社会を告発しておられます。そして、今も寂しく涙している人々と共に涙し、愛の御手で抱きしめておられることでしょう。
 「キリエ・エレイソン」“主よ、憐れみたまえ!”