2012.8.5

 ロンドン・オリンピックの真最中です。寝不足になっている方はいませんか。
平和の祭典とも言われるオリンピックですが、今は平和という理想はどこかに消えてしまい、目に見えない鉄砲や剣が飛び交う激しい戦いの場となっているような気がしてなりません。国を挙げて金メダルを取るために熾烈に戦い、反則も辞さない競技場の風景です。もちろん、勝つことは素晴らしいことですが、もし、勝ったとしても素直に喜べないような戦いはしてほしくないですよね。以前、サッカーの勝敗が火種となって戦争にまで発展してしまったことがありました。イギリスではフーリガンと呼ばれる過激なサッカーファンの暴動が日常的になっています。オリンピックやスポーツが本来の精神を取り戻してほしいですね。
 8月は平和を覚える季節です。世界の国々は核兵器を手にして平和!平和!と偽りの歌を歌っていますし、日本の国も平和憲法を変えて戦争する国への動きを強めている現実です。罪ある人が作る平和は偽りで、不可能です。
 私たちキリスト者と教会は「平和を実現する者」として選ばれています。神による真の平和を祈りつつ、十字架の証人として生きていきましょう。シャローム