2012.9.23

  再び、恐ろしい言葉がニュースを通して流れています。「愛国無罪」。「愛国」のためならば殺人、泥棒、破壊といったどんな行ないも「無罪だ!」という非理性的、非信仰的な主張です。私たちの信仰をも駄目にし、世界を戦争と争いに陥れてしまう言葉が「愛国無罪」という言葉ではないかと思います。しかし、これはある一部の国だけに限ることではないということに問題の深刻さがあります。「歯には歯、目には目」という世界、隣の国が悪いから我が国も同じくやり返すべきだ!という主張が当然のごとく受け入れられてしまう、その結果訪れるものは戦争、混乱と分裂、争いです。
 いつもいうことですが、私たちは神の国の民です。イエス・キリストの十字架の血潮による和解と愛を体験している者です。この尊い信仰が憤り、分裂、混乱、戦いを引き起こす「愛国無罪」に代表されるナショナリズムファシズムと言ったこの世の、いや、サタンの誘惑に呑み込まれてはいけないのです。そのため、私たちは神の国と義を広め、神の国の民にふさわしい生活をすべきです。まず、祈りから始めましょう。シャローム