2012.12.23

 先週、クリスマスを迎え、訪問に出かける際に、ショッピングセンターに寄りました。どこからかベートーベンの第九の「歓喜の歌」が聞こえてきました。なんだか嬉しくなり、音楽が聞こえてくる方向に目を向けると、「年末ジャンボ宝くじ6億円が当たる!」という宝くじの案内でした。・・・がっかり!
 イエス・キリストがお生まれになったこの季節。人々の本当の歓喜は神が人を救うために御自ら人間の体をもってこの世に生まれたという、神の驚くべき救いの出来事に歓喜の歌を歌うべきなのに、そのことには関心がありません。ただ、幻のようなお金に心が奪われている現実です。
 今年の漢字として「金」が選ばれました。ロンドン五輪の金メダルやノーベル賞受賞などの金字塔が打ち立てられことなどが理由とされたそうですが、低迷する日本経済の復活への願望の表れなのでしょう。
 人を生かすもの、人に幸せを与えるものは「金」でしょうか。違います。もちろん一瞬の喜びと幸せは味わえるでしょう。しかし、それは永遠ではなく、後に空しさと渇きだけを残すことになるでしょう。永遠に変わることのない幸せとは、「信仰と希望と愛」…その中で最も大いなるものは愛!!!