2013.2.24

ある人類学者が、アフリカのコサ部族の子どもたちに一つの提案をしました。彼はフルーツがいっぱい入ったバスケットを向こう側の木の下に置いて、一番速く到着した人に、そのフルーツを賞としてあげると約束しました。人類学者が“走れ!”と叫ぶと、子どもたちが一斉に走り出したのですが、なんと全員が手をつないで一緒に走っているのではありませんか。それから木の下に着いた子どもたちは上の写真のようにみんな一緒に座って賞を楽しみました。人類学者は“どうしてそんな行動をとったのか、みんなが競争して誰か一位になったら、一人占めできたのに...”と子どもたちに聞きました。その時、子どもたちが声をそろえて叫びました。“ウブントゥ!…他の人がみんな悲しんでいるのに、
どうして一人だけが幸せになれますか?”と。「ウブントゥ」(ubuntu)とは南アフリカ地方の言葉で「みんながいるから私がある」という意味です。
 これこそ「教会」、神の家族の生き方であり、目的ではありませんか。シャローム
“見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。”(詩編133:1)