2013.5月5日

『 何よりも心を守れ! 』            箴言4:20〜27

 人の心は命の源です。箴言の記者は私たちに教えます。「心を守れ!」と。
「心」は神様が働かれる最も素晴らしい舞台です。イエス様は私たちの心の中に神の国、天国があると言われました。心は不可能の無い世界、神と人が一つになって愛し合い、素晴らしいことを成し遂げられる秘密の場所、無限の可能性を含む宝の倉庫なのです。
 しかし、同時に「人の心は最も腐敗しやすく、また、腐敗しているところ」でもあります。預言者エレミヤは17:9で、「人の心は何よりもまして、とらえ難く病んでいる。誰がそれを知り得ようか。」と、私たちの心の状態を告発しています。即ち、一人の人間の心の中には「天国と地獄」が共存しているとも言えるのです。神の家族の心の状態はいかがでしょうか。
 イエス様は私たちの心の大切さをこのように言われました。「善い人は良いものを入れた心の倉から良いものを出し、悪い人は悪いものを入れた倉から悪いものを出す。人の口は、心からあふれ出ることを語るのである。」(ルカ6:45)
 キリスト者霊性というのは何よりも心を管理することにそのキーワードがあると言えましょう。しかし、人は自分の心を理解し管理するということが決してやさしい事ではないことを、身をもって体験していると思います。
 父なる神の教えられる心を管理するための第一の方法こそ、神の御言葉に生きることです。毎日、御言葉を食べ、生活へと出かける人は、今日の27節の言葉のように、「右にも左にも偏ることなく、神様の御心の方へとまっすぐ進むこと」ができるでしょう。御言葉をいただき、御言葉の上にしっかり立っている人はどんな状況、どんな危機に直面していても揺れませんし、それぞれの状況に御言葉を適用していく素晴らしさを身に着けることになります。
“何を守るよりも、自分の心を守れ。そこに命の源がある。”(23節) 
神の御言葉で、心を守り、豊かな命の祝福の道を生きる神の家族お一人お一人でありますように…。ハレルヤ!