2013年6月9日

『 信仰、希望、愛 』  コリントⅠ13:1〜13                     
 今日のコリントⅠ13章は「愛の賛歌」として有名な箇所ですね。結婚式によく読まれる箇所です。聖書の中で一番好きな御言葉はどこですか?と聞かれたら皆さんはどう答えますか?私は今日の13節の御言葉が大好きです。実はこの御言葉から「愛」という一文字を娘に頂きました。皆さんもそれぞれ人生の主題聖句がおありだと思います。
 さて当時のコリント教会はたくさんの問題を抱えていました。いくつかのグループに分裂しているような状況だったのです。まさにそんなコリント教会の問題解決のため使徒パウロが愛について教える場面であります。パウロは人生において信仰、希望、愛を持つことが私たちにとって最高の道であると教えます。「愛」こそがもっとも大いなるものであり、永遠にすたれることなく、どんな賜物にも勝るとはっきりと宣言しています。聖書が教える「愛」とは一体何でしょうか。
 私たちが簡単に「愛」と一言で言ってもその言葉にはとても奥の深いそして人間の理解をはるかにこえる無条件な愛があるということを理解しなければなりません。私は娘が生まれてから、妻への愛情とはまたちがう本当の意味での「愛」といもの、娘に対する無条件の愛というものを知りました。本当に愛おしい自分の命よりも大切な存在があること、初めて知りました。しかしそれは無条件の愛ではなく、条件付きの愛だったのです。それは自分の子供であるということです。神の愛は全てを超越しています。私たちが子どもを愛する気持ちとははるかに比べることもできない本当の無条件な無償の愛です。しかしその事を通して神が私たちを愛することそれはいかに素晴らしいことで感謝な事であるかが分かりました。あの有名なヨハネ3:16に全てが現れています。
 そして大切なことはただ愛だけがあってもだめだという事です。ただ信仰があっても、ただ希望だけがあってもダメだということです。信仰と希望と愛この三つが互いに共存しあうことでパウロの言う最高の道が切り開かれるのです。どれかひとつでも欠けると崩れてしまいます。私たちはクリスチャンとしてむしろ率先して真の「信仰、希望、愛」を実践し歩んでいきましょう。