2013年8月25日

「平和」を求める声が高まる季節です。しかし、深刻化しているエジプト情勢、シリアの内戦など世界各地における紛争、また、日本と東アジア諸国との葛藤と騒ぎが今年も繰り返されているのを目の当たりにしながら、平和の道がどれほど遠いのかを知らされています。いつまでこのような騒ぎが続くでしょうか。・・・人が作り出そうとする平和は自己中心、自国中心(ナショナリズム)の上に立つ平和です。しかし、聖書が教える平和は全世界、全宇宙的平和の実現であり、そのために私たちキリスト者は選ばれています。
 ここでもう一度確かめなければならないのが「神の国」です。創世記からヨハネ黙示録までの聖書物語の主題は「神の国」、その主な内容としては「神による神の国にふさわしい神の民づくり」と言えましょう。キリスト者が属している国は日本でも、韓国でも、アメリカでもなく神の国です。イエス・キリストの十字架による真の愛と平和を生きる神の国の民としての意識をもつ人であれば、神の国の実現がどれほど大切であり、それを実現するためにどのように生きるべきかを知るでしょう。シャローム!!!