2013年10月20日

 『 心の内視鏡 』    北 芳正牧師     ヘブライ4:12〜13
はじめに 最近の健康検診は内視鏡を使用する事により、正確な診断、及び一部の治療さえも可能である。しかもモニター画面で患者本人も、病巣の状況と治療経過を知り得て納得できるようになった。

1.内視鏡が無ければ、自分の肉眼で自分の内臓を見ることが出来ない。自分の心の内を1番良く知っているのは自分の筈だが、
①他人に指摘されるまでは分からないか 
②分かっても認めようとしない。マタイ19:16〜22 ローマ1:20〜21

2.神の言葉の性質 イ.生きており=マタイ4:4 第Ⅰペテロ1:23 ロ.力を発揮し=イザヤ45:4〜7 ハ.両刃の剣は
①相手だけを切り刻むのではなく 
②振り被る自分の頭から先に斬る。
③刺し通す=徹底的に精密に細部まで
病理切開をして診断する。詩編119:105 第Ⅱテモテ3:16

3.見分けることと、治療すること。
第一段階 思い込みに頼るな。自覚症状の有無が病原の存在証明では無い。 
マタイ13:13〜15
第二段階 発見したら認めよ。現実に存在するのに、自分勝手な理由付け 無視・否定し・反論するのは愚かな行為。 ヨハネ9:41
第三段階 さらけ出し(暴露)の目的。恥をかかせて侮辱する事では無い。 本人に告知し、死を避け遠ざけ、余命を長らえさせる手を打つ為である。見分け(検診)の結果を受け入れ、治療を申し出る。主なる神は待って居て、来訪者に門戸を受け入れる。 ヨハネ黙示録3:20〜21

おわりに 「健康な人には医者はいらない。ルカ5:31」
 本当の健康者とは「医者の検診による保証」を受けた者だけである。すべての人は「心の内視鏡検診」を受け、罪人だったことを認め、悔い改めの治療申請をする。主による癒しは保障され、信仰による新生に与る事が出来る。