2014年2月23日

『 あなたを変えられる主 』             詩編113:1〜9
 人は誰もが平安で、平坦な人生を望みます。誰一人として苦しい試練の中の人生を望みません。しかし、私たちが人生を生きていく中で、誰でも意味の知らない苦しみや試練に出会います。その時、その人が信仰を持っている人なのか否かは、試練に立ち向かう反応を見て分かります。
 信仰の人はただ、今目に見える状況や出来事で判断しません。また、今自分が味わっている苦難の理由がどこにあるか分からなくても、彼の信じる全知全能の神最善をくださる神への信頼を貫き、試練の只中を黙々と進んで行きます。
 2014年が始まってすでに2ヶ月が過ぎようとしています。愛する神の家族の皆さん、あなたの今置かれている状況はいかがでしょうか。試練や苦しみの最中でしょうか。じゃなければ、平安で満たされた日々でしょうか。
 人生を生きる中で、どうしてもわけの分からない試練に立ち向かう時があります。その時、私たちキリスト者が失ってはならない態度は「神への人格的な信頼」です。私たちの神は世界を造られた主であり、誰よりも大いなるお方、真の神であり、私とあなたに最善のビジョンをもっておられるお父さんである、という信頼を持ち続けることです。単なる被造物に過ぎない存在がその方の大いなる知恵と御心を理解し知ることはできません。ただ、信頼することです。私たちの髪の毛までも数えられるお方、私たちのすべてを知っておられ、私たちから一時も目を離すことのできないお父さんである信仰に立つことです。神の家族の皆さん、いかがでしょうか。
 そういう意味で本日の聖書の御言葉は私たちが信頼すべき、見上げるべき神についてこのように紹介してくれています。①わたしたちの神は、天と地を造られ、この世のどんなものも比べることができない尊いお方であるけれども、②弱く乏しい私たち人類を「罪の塵と芥」から救い引き上げてくださるために、神自ら低く下ってくださるお方である。そして、③あなたと私を、神を礼拝し、賛美するのにふさわしい人に造り変えてくださるお方なのです。ハレルヤ!