2014.10.5

「学校に勤務して…」
 私が勤務する学校は、肢体不自由の児童生徒や、知的障害のある生徒が共に学ぶ支援学校です。他の学校から本校の高等部に入学してくる生徒達の中には、小.中学校時代にいじめを受けたと訴える者が多く、また、不登校気味だった生徒もいます。しかし、そのような生徒達の多くは、本校で学ぶ中で徐々に学校生活の楽しさを知り、他の生徒達や教職員らとの交流の中で、社会性や逞しさを少しずつ身に付けながら成長していきます。そして、学校が楽しかったという言葉を残して卒業していきます。そのようなことを見聞きすると、学校とは、第一義的には学問を学ぶ場ですが、同時に生徒達にとってかけがえのない人と人の関わり、集団で時間を共有することの意義を学ぶ場、社会性を身に付ける場としていかに重要かと思わずにはいられません。そして子どもたちが平安や勇気や元気をもらいながら前に進んでいく力の源となることが、学校の重要な役割ではないかと思いつつ日々働いている私です。
 さて、クリスチャンの私にとって元気と勇気の源はイエス様のご愛です。その大きく深い恵みを思うと、嬉しくて温かくて豊かな気持ちになります。「私を愛して下さる神様が、悪いことをされるはずがない!今は辛くても必ず良いことが先に待っている」(何と素敵なことでしょう!)という思いが、不安で一杯の時も私に勇気を与え平安の中に留まらせて下さいます。そして、もっとたくさんの人々がその恵みを知れば世の中には幸せが満ち溢れるだろうに、と思います。そう、「宣教」ですよね!
                −S・Y姉ー