2015.2.8

〜信教の自由を守る日〜
 キリスト教会では、2月11日を「信教の自由を守る日」として覚え祈っています。カレンダーでは「建国記念の日」。以下はNCC日本キリスト教協議会)の信教の自由を守る日についての説明です。
「1966年、時の日本政府は、2月11日を「建国記念の日」と定め、翌年から「国民の祝日」としました。この日は、アジア太平洋戦争が終わるまでは、「紀元節」(『日本書紀』で神話上の神武天皇の即位の日とされる日を、太陽暦に置き換えた日)として祝われていた日です。天皇を現人神として崇め、その権威を強めるために設定された日でした。日本の教会はかつて、国家神道にからめとられ、神でないものを礼拝するように強要されました。「偶像礼拝」や戦争に加担したことを反省し、悔改めに立ち、再びそのような道を歩まないようにと、2月11日を「信教の自由を守る日」としている教派・キリスト教団体もあります。
しかし、その後も、「元号法制化」や「国歌国旗法」、「教育基本法の改定」に基づいた「日の丸・君が代」の強制などの動きが続いています。キリスト者は、神でないものを祀ったり、礼拝したりすることはしません。また、他の宗教を信じる人たちの信仰の自由、信じない自由も大切にしなければなりません。一人ひとりの意思が尊重され、認め合う、平和な社会の実現を目指して祈り、行動しましょう。」

 全世界が混乱を極めている今の時、日本のキリスト者として決して揺らぐことないしっかりとした神への信仰と日本の国が戦争へと走ることなく真の平和を作り出していく国となるように執り成しつつ、私たちキリスト者が求めるべき国こそ、イエス・キリストによって示された「神の国」であることを心に刻み歩んで参りましょう。