2015.4.19

〜主はどんなところでも羊を養われます〜
左記の写真の羊たちは、スコットランドの北部の小さな島に住む固有種です。「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない(詩篇23:1)」...しかしこの島には「青草の原」の代わりに「岩浜」、「憩いの水」の代わりに「海水」しかありません。ところが、この羊たちの食物は岩浜に流れ着く海草。彼らの消化器官は海草から糖分を取り出す能力に恵まれ、海草に含まれる金属成分の毒性にも強い耐性をもっています。昼と夜ではなく、潮の満ち引きが彼らの体内時計です。
 古代に牧畜の廃業で捨てられた個体の生き残りとも言われているこの不思議な羊。現在確認されているのは雌の数でたったの600頭ですが、近代以降は人の飼育下で岩浜に「放牧」され、その羊毛で人の生活を支えています。
 愛の神でいらっしゃる創造主が、散らされた被造物を連れ戻され、厳しい環境でも生きていけるように整え、強めてくださる驚くべきみわざを想います。
(Wikipediaより、写真はIan Caldwell氏)