2015.6.28

〜笑って主をたたえる〜
 聖書は昔から何度も映画化されています。その中で、マタイ福音書のみことばをそのまま映画にしたある作品の一場面が忘れられません。
 イエス様が弟子たちとともに乗った船が嵐に遭い、弟子たちは大慌てでイエス様に助けを求めると、イエス様は風と湖を鎮められます。そこで弟子たちは言います「いったい、この方はどういう方なのだろう。風や湖さえも従うではないか(8:23)」 さて、この直後に弟子たちはどうするでしょう?この映画では、ずぶ濡れの弟子たちが一斉に笑いを爆発させるのです。驚愕と感動の笑い、自分たちが仕える方の大いなる力を喜ぶ笑いです。福音書に出てくる弟子たちは、イエス様に叱られるイメージが強くありますが、それもイエス様が最も熱心に教えられたからこそのこと。共に暮らした3年の間にはこんなふうに喜び笑った日々のほうが多かったと思いたいですね。
 聖書の映画には、映画化した人の信仰が現れるのが魅力です。この脚本を書いた人は、こんなふうにイエス様を親しい方と捉え、素直に主への喜びを笑いに爆発させて生きているのだと思うと、その生き方に憧れます。
            -週報係-