2015.7.5

『賛美するために造られた』 
“後の世代のためにこのことは書き記されねばならない。
「主を賛美するために民は創造された。」”(詩編102:19)

 天と地、すべての被造物を創造された神は、とりわけ人を造る時に格別な愛と関心を注がれ、神ご自身に似せて、ご自身にかたどって人を創造されました。その時の神の喜びと感動について聖書は「極めて良かった!」という言葉で表現しています。続けて聖書は、人を造られた目的について上記の言葉で明らかにしています。「主を賛美するために創造された」と。この言葉はすべて造られた人に求められる姿です。歌の上手下手は関係なく、地位の上下、強い弱い、貧富の差、人種、国、性別なども関係ありません。また、歌は嬉しい時だけでなく、ひとり寂しい時、悲しい涙を流す時、心身が病んでいる時にも人と歩みを共にしてきましたし、これからも人の人生に美しい花を咲かせていくことでしょう。
 愛なる神はあなたの人生の傍らで共に歩まれ、あなたに歌を与えてくださいます。その歌の中に神はご自身を現され、あなたの人生を豊かにしていかれることでしょう。聖書のゼファニヤ書3:17には次のような言葉があります。「お前の主なる神はお前のただ中におられ、勇士であって勝利を与えられる。主はお前のゆえに喜び楽しみ、愛によってお前を新たにし、お前のゆえに喜びの歌をもって楽しまれる。」 
 神がわたしたちのゆえに喜び楽しみ、神の愛によってわたしたちを新しく造り変えられ、喜びの歌をもって楽しまれる!という驚くべき御言葉です。「神が歌われる」。人間側だけが神に賛美をささげるのではありません。創造者なる神ご自身もあなたとわたしのゆえに歌をもって楽しまれることをぜひ覚えてください。このように、最も幸いな時こそ、わたしたちの神への賛美とわたしたちへの神の歌声が一つにされた時であると言えましょう。
 願わくは、皆さんがチャペルコンサートを楽しみつつ、お一人お一人に注がれる神の永遠の愛に触れながら神と共に歌う感動を味わうことができますように・・・。ハレルヤ!