2015.7.12

 〜 カラスをどうしよう 〜
 最近、カラスが牧師館の庭に植えてあるトマトを荒らしています。恐らく食べ物がないからでしょう。
 まだまだ食べ頃でもない少しだけの赤みのあるトマトを食べられてしまうのです。カラスたちをどうしたらいいでしょうか。彼らも食べ物がなく困っていることでしょう。最近はカラスがゴミを荒らすことを防止するための対策もきちんとなされていることで、ゴミも食べられなくなり、もともとカラスたちの生活の基となっていた森林などが人間によって破壊され奪われたがために仕方なく人間と共に暮らしていると言えましょう。
 トマトの収穫を楽しみにしていたので、カラスに荒らされるままにしておくことはできないという思いもあれば、カラス(雀)一羽さえも神が養われるというイエス様の教えを考えるとそのままにしておくべきだろうかとも思います。周りの方々に意見を尋ねると、せっかく育てたのだから網でもかけてトマトを守るべきだと言われる・・・。
 聖書の中に登場するカラスは有益な鳥としても、不正な鳥としても紹介されています。同じくわたしたち現代人においても汚く嫌いな鳥と考える人もいれば、身近に感じている人もいるでしょう。わたしもそれほどの親しみはもてない鳥でありますが・・・。結局、どっちかを選ぶべきです。恵みを選ぶか、裁きを選ぶか。すべての造られたものへの憐れみと思いやりをもって大切に関わっていくか、神からの恵みの果実を奪い、害を与える取り除くべき敵と見なすのかを。
 神の家族だったらどうされますか。ぜひ、ご意見をいただきたいですね。それから、身の周りに起きているすべての出来事の中から神の臨在と御心に対して敏感に反応して生きるお一人お一人でありますように・・・。シャローム