2015.9.27

〜 非のうちどころのない神の子として 〜
 先週の礼拝が終わった後、携帯の方に一件のメールが届きました。「原告訴訟代理人捺印署名有り」というタイトルのメールでした。びっくりしながら、これはどういうことだろうと思い、メールを開いて見たら何と裁判によって35万円を支払いなさい!という裁判所からと称する書類が添付されていたのです。どう考えて見ても裁判にかけられるようなことをした覚えがありませんでしたので、「詳細を見る」というリンクをクリックすると、いきなり「退会申請の手続き」の画面に移されたのです。これは怪しいと思い、早速パソコンに詳しい清水姉に見せたら、「何もしないで無視してください」と言われ、これこそ今流行っているインターネット上の「架空請求」であることが分かりました。不特定多数の人にこれらのメールを一斉に送り、法律的、精神的な弱さをもっている人からお金を騙し取るという犯行手法です。わたしは普段これらのような迷惑メールが来ると即削除する人ですが、いきなり法律用語などの言葉や文書を見て、少し動揺してしまったわけです。ましてや身に覚えのある人、すなわちインターネットが普及した現代社会において、瞬間的な快楽や淫らな方へと誘惑するサイトに興味本位でクリックしてしまったことがある人であれば、これらの脅しなどに対して、周りの人にバレてしまうことを恐れ、悪しき者たちの餌食となってしまうだろうと思います。
 おれおれ詐欺からだんだんと巧妙化しているこれらの犯行にかからないために、わたしたちの身の周りをきれいに整理することから始めましょう。それから“よこしまな曲がった時代の中で、非のうちどころのない神の子として、世にあって星のように輝く”(フィリピ2:15)神の家族であるように祈ります。シャローム!