2015.10.11

〜平和の賛美をともに〜 
 今年の夏、私の家族が日本を訪ねたとき、日本のいろいろな街を案内しましたが、その中に広島もありました。
 家族や友人が私たちに会いに日本に来ると、カーソンと私はできる限り彼らを広島・長崎に連れて行きたいと強く思うのです。そして、原爆資料館や記念公園に案内しています。
 今年6月にスモークライズ・バプテスト教会聖歌隊の演奏旅行を引率したときも、広島へ行って「原爆の子」の像を折り鶴で飾り、そこで讃美歌を歌ったり、被爆者の証言を聞いたりしました。その晩、私たちは広島バプテスト教会でコンサートを行い、同教会の聖歌隊も加わって平和の歌を歌いました。アメリカ人と日本人が共に「平和の君イエス・キリスト」への信仰を歌ったこの晩は、「広島」という、世界に平和を訴え続けてきたこの街にふさわしい出来事でした。
 東京でも日本の若者と合同コンサートを行いましたが、ある年配の日本の信徒がスモークライズ教会の牧師たちに話しかけ、「以前は、アメリカと日本の聖歌隊が共に歌うのを聞ける日が来るなどとは思いもしませんでした」と言いました。これも、平和を象徴する小さな、しかし印象的な出来事でした。     
              ローラ・フーシー師