2016.3.20

〜 神の家族への招き 〜
 本日の礼拝の中で秋田春愛姉の入会式を行ないます。秋田姉は中国の朝鮮族出身で、富山出身の日本人と結婚して今は高岡に住んでいます。共産主義国家の中国出身のクリスチャンとして今まで幾つかの日本人教会で信仰生活をしてきましたが、今まで正式に教会籍をもつことは今回が初めてだそうです。そのため初めての教会員となることへの戸惑いもあるでしょうし、負担に思うこともあることでしょう。しかし、わたしたちみんなはイエス・キリストにより救われ、父なる神様の子ども、聖書の教える神の国の民です。ヨハネ黙示録7:9“あらゆる国民、人種、種族、民族、言葉の違う民の中から集まった救われた民”であることを互いに確認し心に刻むことでしょう。わたしたちの群れはどこの教会よりも聖書が教える神の国にふさわしいかも知れません。日本人教会ではありますが、インドネシア人、マレーシア人、台湾人、韓国人、中国人、アメリカ人と、世界中から集まった民が共に集い礼拝し、交わり、執り成し合っている、実に恵みとしかいいようがありません。
 本日は受難週礼拝、イエス様の十字架の道の最後の一週間の歩みを辿りつつ、命を捨てられた愛に心打たれ礼拝するひと時です。十字架のメッセージは愛であって、和解であります。切れていた神との関係における和解と隣人との和解が完成したことへのメッセージがイエス・キリストの十字架によって語られているのです。“神がこのようにわたしたちを愛されたのですから、わたしたちも互いに愛し合うべきです。”(Ⅰヨハネ4:11)・・・イエス・キリストの十字架の前に家族になれない人は一人もいません。十字架はわたしたちの間に立ちはだかっていたすべての壁を打ち壊し、すべての人を神の家族へと招く愛のしるしだからです。シャローム