2016.5.29

〜 リーダーのために祈る 〜
 先週日本中がG7サミットのことで盛り上がっていましたね。とりわけアメリカのオバマ大統領が現職の大統領としては初めて広島を訪れたことが人々の関心を集めました。世界のリーダーとしてのオバマ大統領の一挙手一投足が及ぼす影響力を再三確認できた場面であったと思います。
 ナショナリズムの流れが日に日に増している世界情勢の中、何とも言えない将来への不安に包まれている近頃です。その中でもオバマ退任後のアメリカの大統領が誰になるか、あまりにも暴力的で危険な発言を続けるトランプさんがなるのではないかということで世界中が不安の目で見つめている状況です。これこそ一人のリーダーが及ぼす影響力の大きさを表す典型的な例であると言えましょう。
 聖書はリーダーのために祈ることを命じます。それほどリーダーの存在の大切さ、リーダーに求められる責任、神からの使命が重いからでしょう。しかし聖書に登場する多くのリーダーは初心を忘れ神の前で罪を犯し、イスラエル共同体もリーダーに倣い罪に妥協し堕落してしまいます、その結果神の厳しい裁きに遭ったことを聖書は繰り返し告発しているのです。神の家族の皆さん、ぜひリーダーのための祈りを休まないようにしましょう。まず、小泉町教会の牧師のため、日本バプテスト連盟に連なる諸教会の牧師たちのために、それに加え日本の安倍首相をはじめとする世界の指導者たちのためにと、祈りの境を広げていきましょう。ますます悪と暗闇が力を増している昨今の時代を見極めつつ、神の国と神の義を求めることを第一とするわたしたちの群れであるように・・・。