2016.10.2

三浦綾子『ロトとその娘たち』を読んで」
 創世記19章にはロトの話が書かれています。ロトはアブラハムを慕って親族と別れて見ず知らずの他国に旅立って行きました。そして、ロトはアブラハムから離れて、「ソドミズム」と言われるほど性に乱れた町に住みました。ロトはこの町が神に裁かれる時がくることを予感していました。ロトは二人の御使いを迎えて自分の家にお泊まりくださいと願いました。この二人はロトにソドムの町が、町の咎のために滅しつくされると言いました。
 現代も、神様はわたしたちが罪から救われるように願っておられます。天候の異変などをしめして世の人に知らせ、キリストをとおして救われて信じて、悔い改めて新しく生きて、永遠の命を得るように、世の中が罪から救われて新しい命に生きるように願っておられます。アブラハムもまた、ロトが離れていっても、ロトが守られるように祈っていました。
信仰はひとりだけではできません。ふたりまた三人が祈っているところに神様はあらわれてくださいます。私は手術を受けました。兄弟姉妹の祈りのおかげで手術から一週間で退院することができました。キリストはわたしたちの祈りをいつも共にいてかなえてくださいます。また、ヤコブの手紙1章12節「試練に耐える人は幸いです。耐え抜いて良しと認められた人は、神を愛する者に約束された命の冠を受けるからです」とあります。私は病室にいた時、このみ言葉で励まされました。この命を大切に生きていきたいです。富山小泉町キリスト教会のみなさまよろしくお願いします。
 そして本文に戻りますが、二人の御使いは、ロトの娘の婚約者を助けるように言ったので、ロトは話しに行きましたが二人ともこんな朝早くに逃げたりしませんとことわりました。またロトの妻は逃げましたが、うしろをふりむいたので塩の柱となりました。ロトがゾアルの町に着いたその時、ものすごい地鳴りとごう音がひびいて、ソドムとゴモラは硫黄と火によって滅びました。そして、その姉娘が父親に産んだ子はモアブ人の先祖となり、妹の産んだ子はアモン人の先祖となりました。
 私たちもさまざまな人と出会いあるいは事件、警告を受けているのに自分だけの安全を求めていないでしょうか。いろんなできごとをとおして今も生きておられる神様に見放されないように生きていきたいものです。
                  M.T姉