2016.11.6

〜ハングル教室の恵み〜
 9月からハングル教室が始まりました。「ハングル」とは正確には文字のことです。なぜなら「韓国語」か「朝鮮語」か区別が微妙だからです。世界の権力争いの中で南北に引き裂かれた民族の悲しみが、「〇〇語」の定義すら許してくれないことからまず私たちは知るべきです。
 洪正實姉を講師に迎えてのハングル教室、現在固定受講者は5名ですが、9月からの6回において「韓国旅行中」を除いて欠席者は一人もなしという熱心な学びとなっています。閉講時も有志が集まり自主学習や情報交換の場となります。
 祈りで始まり、「神は愛です」「イエスさまのお名前で祈ります」など信仰の表現も学びながら、ハングルの読み方と発音、日常会話の学びを進めています。ハングルがカタカナや英字に見えることから突飛な「暗記法」が発案されて笑いが起こります。その時間平行して若者の集いを導いておられる閔師も時々顔を出されます。
 思えば日本の侵略戦争下で朝鮮半島の人々は日本名・日本語の使用を強制されたのでした。今その暴力を赦し、日本の福音による救いのために、かつての侵略国の言葉で感動の宣教をされ、ひとりひとりを主の前へ導く牧会をされている牧師御一家への感謝と尊敬をこめて私たちは愛する兄弟国の言葉を学びます。
                S.M姉