2016.11.6

 〜 肉による同胞のために 〜
“わたし自身、兄弟たち、つまり肉による同胞のためならば、キリストから離され、神から見捨てられた者となっても よいとさえ思っています。(ローマ9:3)
 先週一週間は私にとって悲しみの時、嘆きの時でした。海の向こう韓国から聞こえてきた衝撃的なニュースのためでした。どう考えても信じがたい大統領に関わるスキャンダル。国全体が一人の女性によってもてあそばれてしまうという前代未聞の出来事に驚くばかりです。玉ねぎのように皮をむいてもむいてもまた出てくる犯罪の数々・・・。
 以前から韓国の政治、経済、宗教、その中でもキリスト教会の堕落を訴え、神の裁きを語ってきた私でした。まるでバビロンの地から祖国の南ユダ王国の滅亡を預言していたエゼキエルのように、また肉による同胞であるユダヤ人たちの救いのために命をかけて執り成していた異邦人の使徒パウロのように、自分の祖国の罪とキリスト教会の堕落のゆえに心を痛め執り成し続けてきました。
 私は前回の牧師室便りにおけるアメリカの大統領選の話に加え、今韓国で起きている一連の出来事の根本的原因こそ、韓国キリスト教会の堕落にあると思っています。すでに韓国社会の既得権益となっているキリスト教会が、韓国社会の不正、腐敗、偶像崇拝、倫理の崩壊などに目をつぶってしまったがために、悪しき力が社会の隅々にまで潜み、影響力を広めることになったのです。昔イスラエルの国がそうであったように・・・。求められるのは、まず、キリスト教会とキリスト者一人一人の悔い改め、そこから神によるリバイバルが始まるのです。私は信じます。神が韓国を鞭を通して新しくされ、主のために再び用いられることを・・・。シャローム!