2017.4.2

〜 新しい歌を歌う共同体 〜
 新しい歌を主に向かって歌え。主の慈しみに生きる人の集いで賛美の歌をうたえ(詩編149:1)。  2017年度、新しい一年の歩みが、主日礼拝と共に始まることを、心から賛美いたします。過ぎ去った2016年度の小泉町教会の歩みは、満ち溢れる神の恵みで終えることができました。その中でも52週の主日礼拝が、神の家族お一人お一人の積極的な参与と、喜びの献身によって執り行われたことを感謝いたします。また、朝の礼拝に来られない方々が、土曜日の夜、あるいは日曜日の夜に、時間を作ってでも礼拝を献げたいという切なる願いを示され、一年を通して、礼拝の感動を分かち合うことができました。“礼拝から一週間を始め、礼拝で一週間を終える”という、礼拝中心の生活を心がけながら、忙しさの中でも生活の最優先順位に礼拝を置くことで、キリスト者は生きておられる神の臨在を味わい、人知を超えた神の助けと、知恵、力をいただくことになるのです。
 先週、南砺市での家庭礼拝で、S兄の証しから大きな恵みと慰めを得ました。S兄は、長い間続けられてきた仕事をやめ、新しい仕事を探さなければならない厳しい状況にあります。実は、S兄のことを心配していた私でした。しかし、 S兄は、私の思いを励ますかのように、「長い間、仕事のせいで主日礼拝や祈祷会に出席できなかったことを、ずっと気にしていました。これからは、礼拝と祈祷会を生活の中心において、生活を立て直したいです。」という言葉をかけてくれました。そのような思いに導かれたのは、9年間守られてきた家庭礼拝による恵みでした。主を賛美いたします。
 2017年度を迎え、新しい歩みを始める神の家族を覚えます。“YMCA総主事の働きを終えた島田茂兄、神学校を卒業し、教会に赴任した宮田神学生ご一家、新しい歩みを始めるS兄、その他、様々な事情で、新しい歩みを始める神の家族お一人お一人と共に、小泉町教会の歩みが、新しい歌を歌う生きた礼拝を献げることを願いつつ。