2017.9.3

〜 恐れを締め出す愛の人へ 〜
 一昨日のディボーションタイムで、ある姉妹から、「9月1日は子どもの自殺が最も多くなる日」であるということを耳にしました。夏休み明けで学校が始まり、いじめや友人とのトラブルなどに悩む18歳以下の子どもたちが自ら命を絶ってしまうという・・・。初めてその話を聞いたので、大変驚きました。テレビでも特集番組を編成するほど社会問題になっている現状です。
 大人の方々は思うでしょう。“昔私が子どもの頃には、はやく夏休みが終わり、学校に行って友だちと遊ぶことを楽しみにしていたのに・・・”と。何が原因でこのように変わってしまったのでしょうか。学校が子どもたちにとって楽しい場所、喜びの場所になることは、もうできないのでしょうか。そこで、子どもたちに何とか助け手となるため、大人たちは必死になって「逃れ場」を作ろうとする。“図書館や保健室に来て!学校に行かなくていいよ!…”と。
 子どもたちのために執り成しつつ、示される御心がある。“本当の逃れ場こそ、私たちの教会でなければならない。主イエスが疲れている人、重荷を負っている人に向けて、「だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」と招いておられたように、疲れていて、様々な悩みを持つ子どもたちが自由に教会を訪ね、主イエスの胸に抱かれて真の癒しと安息を得、自分自身の命がいかに尊いか、いかに愛されているのかを知ってもらいたい。
 ただし、これは子どもたちに限る悩みではないでしょう。先週日本中の人々は、北朝鮮からのミサイルのことで大パニックになってしまいました。とりわけ政府やマスコミの対応によって益々恐怖や不安、憤りなどが高まり、落ち着かない日々を過ごしたはずです。しかし、いかがでしょうか。私たちを苦しめていることは目に見える出来事より、心の内にある漠然とした不安、恐れではないでしょうか。神の家族の皆さん、神の愛には恐れがありません。むしろ神の愛によって恐れを締め出すことができるのです。求められるのは神の愛、その愛に生き、愛を伝えることです。シャローム