2017.12.17

〜御心を忘れないで!!!〜
 “「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」(ルカ2:14)”
 “先生、○○さんはクリスチャンですか?”という問いを耳にすることがよくあります。ある人がしきりに“自分はクリスチャンです!”と言っている報道になかなか納得がいかなかったからでしょう。
 そもそもクリスチャンとは「イエス・キリストに捕らわれている人」、「イエス・キリストに倣い従う人」という意味をもっています。ですから、ただ単に“日曜日に教会に行って礼拝する人とか、聖書を読んでいる人、教会の伝統を守る人がクリスチャンである”というふうに片づけることはできないのです。その人がクリスチャンなのか否かという判断ができるのは人ではなく、ただ一人神しかいないことを覚えましょう。そしてここで大切なことは、“自分はクリスチャンです”という一人一人の生き方が聖書で示している神の御心に従って生きているか、自分自身の欲望や思いを神の御心に替えて生きているかということで、まるで180°違ってしまうのです。
 そうです。主イエスがお生まれになったクリスマスから十字架までの物語が語っている神の御心に従って生きるか否かによってその人がクリスチャンなのか、その人か救われているかが明らかにされるはずです。神の家族の皆さん、クリスマスの御心こそ“天には栄光、地には平和”に集約されていますし、また十字架の御心とは“すべての人への主イエスの命をかけた愛”と言えましょう。その御心を失い、忘れ、むしろ御心とは反対の道を歩むのであればその人をキリストに従う者とは言えないでしょう。とりわけ「全地における平和」というクリスマスの御心を覚えつつも、今意図的に争いや裁き合い、差別や殺し合いを引き起こそうとするクリスチャンは真のクリスチャンではないのです。シャローム