2018.1.28

『 信仰生活を振り返って 』
 私は20年前にバプテスマを受けましたが、信仰の弱い者でした。当時は勿論現役でサラリーマンで仕事も忙しく、毎日毎日仕事に追われノルマに追われ疲れはて、日曜日はゆっくり休みたいという思いが強く、そこにサタンが入ったのか自分の弱さに負けたのか、次第に教会を離れる様になりました。個人的には、あまり公言したくはないのですが、そのころ家庭もうまくいかず別居生活の末熟年離婚を致しました。
 いつしか神さまを忘れ一人暮らしで気楽で、自由な生活にのめり込みこの世の現実を重視した方向に舵を切り教会へは全く行かなくなりました。その後時間は流れて今から7年前に試練が訪れました。それは私に前立腺がんが発見されたことでした。当時はがんイコール死という連想をいだき大変不安になりました。元気な時は一人暮らしも良いのですが突然に病気になって大変困りました。教会にも行っていないのに、心の中では神さま助けて!と叫んでおりました。
 しかし現実の問題として病気を受け入れ一年間がん治療に専念しました。治療にもいろんな方法があったのですが私は手術がこわくなり放射線治療を受け、一応治療は終了したのですが何か安心できないものがありました。
 その後何というか心の中にぽかっと穴があいた様になりました。それは神さまを忘れた私に真の平安がなかったからです。その時、神様が私に病気という試練を与え神の前に立ち返るように御声をかけてくださっていることに気づきました。それから私は罪を悔い改め再び教会に戻ることができました。
 「疲れた者、重荷を負う者は誰でも私のもとに来なさい、休ませてあげよう」とイエスさまは確かな約束と招きの言葉を語ってくださいました。その御声を聴きたく、あなたを信ずる喜びを味わいたく教会に集っております。これは神の恵みです。その後も大きな手術を1年に2回も受けましたが、その時は「全てを主の御手にゆだねます」という心境に変えられ、また閔先生が何度も病院に来られて私を励まし祈ってくださいました。そのお陰で病気も思いのほか早く回復し今日があると感謝しています。これからも神様の御言葉に耳を傾け、日常生活の中に信仰を根付かせて行きたいと思っています。最後になりますが小泉町教会が「光の教会」として私達は「地の塩・世の光」として歩む者となることができます様にと願っております。                     I.H兄