2018.2.18

 〜 受難節を覚えて 〜
“しかし、このわたしには、わたしたちの主イエス・キリストの十字架のほかに、誇るものが
決してあってはなりません。この十字架によって、世はわたしに対し、わたしは世に対して
はりつけにされているのです。(ガラテヤ6:14)
 今年の受難節(レント)が大雪の中で始まりました。受難節は教派によって「四旬節、大斎節」の呼び方があります。その言葉通り、「イエス・キリストの苦しみと十字架の死を記念し黙想の中で過ごす季節」という意味です。もともとレント(Lent)とは、“長くなる、春”という意味で、日が長くなる春の季節のことです。
 受難節の40日は、イースターまでの6週間から日曜を除いて数えた40日のさらに前の水曜日から始まることになります。その水曜日を「灰の水曜日」と呼んでいます。聖書の中で、"灰"はまず死を意味し、さらには罪の悔い改めと悲しみの象徴として用いられています。ですから、神の家族お一人お一人もキリストの苦しみに連なって、生活を慎みながらキリストと一つになる時を過ごしてまいりましょう。
 近頃、望んでいたことがうまく行かず苦しんでいる方はいませんか。突然の病が見つかり不安な生活をしている方がいるかもしれません。また、人間関係がこじれてしまい辛い時を過ごしている方もいるでしょう。ぜひ、イエス・キリストの十字架の苦しみを黙想してください。 主イエスがあなたを人知を超えた平和と愛で、希望で満たしてくださるでしょう。シャローム