2018.3.18

  〜カーリングに学ぶ 〜 先日行われた冬季オリンピックで最も人気を集めていたのが「カーリング女子チーム」でした。
なかなか馴染みのなかったカーリングでしたが、日本女子がメダルを獲得したことで、一気に冬季オリンピックの人気スポーツになりましたね。特に、滑っていくストーンの方向や速度を調整するために一生懸命に氷面を掃く(スウィープする)その様子はとても親しみやすい。インターネット上ではカーリングを真似て、お掃除ロボットを動かしその前をブラシで磨く映像が多く投稿されています。しかし、カーリングは高度な戦略と体力が必要とされる競技で、「氷上のチェス」とも呼ばれているほどですから、そんなに簡単にできるものではないでしょう。
 私はカーリングというゲームの楽しさを覚えながら、四人の選手がそれぞれの役割を分担してゲームを進めることから多くのことを学ぶことができました。一人のスキップ(リーダー)を中心によく協議し、ストーンを投げ、その前をスウィープすることでストーンの方向を変えたり、速度を上げたり、相手のチームのストーンに当てるという、少しの誤差によってゲームが決まる。…まさに教会共同体に求められる要素をたくさん含んでいると思わされました。
  本日は執事選挙の日です。キリストの体なる教会共同体を作り上げるために、奉仕の先頭に立つ四人の執事を選ぶことになります。“給仕する者”という意味をもつ「執事」は、牧師を助け、教会の様々な奉仕の先頭に立ち、謙遜と誠実をもって教会に仕える信徒のリーダーです。
 イエス・キリストの受難の歩みにおいて、とても印象深い場面が、“弟子たちの足を洗う”場面です。その時、主イエスが言われた言葉を心に刻んでいただきたい。“主であり、師であるわたしがあなたがたの足を洗ったのだから、あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない(ヨハネ13:14)。”・・・シャローム