2018.3.25

〜 愛、それは神から 〜       
 今わが家では二羽のセキセイインコを飼っています。娘の切なる願いを受けて飼い始めて1年が過ぎています。オスの名前は“クッキー”、メスは“チョコ”です。毎日インコたちに声をかけたり、手乗りをさせたり、部屋で飛ばしてあげたりしながら家族の一員のように親しくなってきました。そして、ちょうど一年が経った頃に、“卵を産むのを見たい”という娘の声に応えるために、巣箱を買って鳥かごの中に置くことにしました。そうすると、メスのチョコが早速、巣箱に出たり入ったりしながら卵を産むための動きを見せ始めました。不思議ですね。教えてくれる親鳥もいないのに、着々と巣作りにかかっているその姿に感心していました。そしていよいよ卵を産み始め、外に出る時間が少なくなり、ある日から卵を転がしているような音も聞こえてきました。巣箱の中がどうなっているのか気になりながら、中を覗くのはチョコに良くないと思い、しばらく待つことにしました。その間、オスのクッキーは毎日何度も餌を巣箱の中に運んでいきました。その献身的な働きぶりにまたもや感動!!!そうする内に一ヶ月が過ぎていきました。確かに卵が産まれていることは分かっていましたが、雛の泣き声が聞こえてこない、またメスのチョコもほとんど姿を見せることはなかったので、少し不安になり、ペットショップの人に助言を求めたところ、“最初の産卵の時には無精卵になる場合が多いので、巣箱を外してください”と教えてもらいました。そのまま放っておくとチョコの方が危ないと思い、巣箱を開けたところ、私の目には信じられない光景が映ってきたのです。卵がなんと10個あって、チョコは精一杯羽を広げて卵を温めようとしていたのです。体と羽はもうボロボロになっていてもう少しで死んでしまうかもしれない。しかし神より授かった母親としての本能を、命をかけて貫くチョコの姿に感動せざるを得ませんでした。神の造られた世界はいかにすばらしいでしょうか!!!
 今日は受難週礼拝、私たち罪人たちのために両手をいっぱい広げ十字架にかかり命を捨ててくださり、今も共に歩み、助け、導いてくださるイエス・キリストの大いなる愛に感謝しつつ、父なる神をほめたたえましょう。シャローム