2018.4.15

〜 キリストの手紙、よい香りとして 〜
 先週は北日本新聞の一面に小さな泉の村の記事が大きく載ったことで、いろいろと話題になりましたね。わが教会が新聞の記事になるという、想像しがたい初めての経験でした。北日本新聞は富山で最も大きな影響力をもつ新聞社で、22万人が見ると言われていますからびっくりです。
 私たちは毎日洪水のように溢れる情報に溺れるように生きています。TV、ラジオ、新聞、雑誌・・・。最近はそれらをまとめた情報源としてインターネットが活躍する時代です。新聞に限っても、活字になった記事の多くは事件・事故が多く人々の心を暗くしてしまうようなものばかりです。暗闇の世界において、周りの人に光となり、よい香りを漂わせるような記事はなかなか見つけられません。だからでしょうか、今回の小さな泉の村の記事はよい香りを漂わせるようなものであったのかも知れません。
 牧師館の向かい側にはお年寄りの女性が一人暮らしをしています。その方が私の顔を見て、嬉しそうに声をかけてくれました。“先日お宅と教会の記事が新聞に載っていたのを見たよ。”という・・・、少し驚きましたね。“あ、見られている。人々が良き知らせを待ち望んでいる。”と教えられながら、もう一度“キリストの証人として生きる”ことを心がけるようになりました。
 聖書の中で主イエスは私たちキリスト者を「世の光、地の塩、キリストの手紙、キリストのよい香り」と表現しておられます。神の家族お一人お一人が悪臭を漂わせるのでなく、常に主イエスより心を励まされつつ、キリストの福音の美しい香りに満たされる手紙となりますように・・・。シャローム