2018.4.29

〜 慰めよ、慰めよ 〜
 “慰めよ、わたしの民を慰めよとあなたたちの神は言われる。(イザヤ40:1)”
 わが教会では2年前からサンフォルテを借りて、「小さな泉の村」を月一回行い、「生活支援者のための料理教室」の恵みをいただいています。小さな泉の村が歩み出した当初から、力となってくださったのが「富山ダルク」の方々でした。「富山ダルク」は薬物・アルコール依存症からの回復を手助けし、将来の社会的自立を目指している施設です。その施設で生活している方のうち、毎回6名ほどの方がボランティアとして小さな泉の村に加わり、力いっぱい協力してくださっています。この2年間を振り返ると、ダルクの皆さんの助けがなかったらここまで来ることは大変厳しかったと思われます。
 その富山ダルクから小泉町教会の一室を用いて「ギャンブル依存症」の方々と共に学習会を開きたいという依頼がありました。今までの薬物・アルコールに限らず、富山で初めての試みとしてギャンブル依存症の方々のための学習会を始めるということでした。早速、執事会で協議し、信徒会で意見を求めたところ、神の家族の皆さんが喜んで賛同してくださいました。今までの小さな泉の村での交わりを通して得た恵みと信頼関係のゆえに、迷うことなく心を合わせてくださいました。
 早速、5月から毎月2,4土曜日、2階の畳の部屋で行うことになります。もちろん、小泉町教会としてできることは、場所を提供することですが、ただ場所を提供することで終わるのでなく、彼らの学習会を通して主の癒しと慰めが、豊かに働きますように執り成し祈ることでしょう。キリスト教会の存在の理由こそ、福音宣教でありますが、福音宣教では、「泣く人と共に泣き、喜ぶ人と共に喜ぶ」という姿勢を土台とすべきであることを心がけましょう。小泉町教会の慰めと癒しの働きを通して、神の国がますます広がりますように・・・。シャローム