2018.5.20

聖霊による一致の讃美を! 〜
“わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは
過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。(Ⅱコリントの信徒への手紙4:18)”

 先週木曜日の午後、二番町教会で「台湾エデン・盲人喜び合唱団」のコンサートがありました。目の見えない4人の兄弟たちは、素晴らしい歌声とユーモアのある言葉と証しをもって明るくコンサートを導いていました。きっとコンサート場に集まった会衆全員は自然と心が開かれ、心温まる感動に包まれたことでしょう。実に聖霊が働かれた恵みの時でしたね。そう、誰かの支えがなければ何もできないけれど、その4人の兄弟たちは暗闇ではなく光に包まれ、かえって光を放っていたのです。そのような明るさは主イエスに出会わなかったら得られなかったもの、その主イエスへの感謝と喜びを心からの讃美と証しをもって現していました。短いコンサートでしたが、神のなされる業の素晴らしさに賛美せざるを得ませんでした。弱い者を用いて強い者を辱められるという神の御言葉は真実です。
 今私たちはペンテコステの時を迎え、イスラエルと中東において繰り広げられている虐殺と争いを見ながら、大きな悲しみに包まれています。2000年前、最初のペンテコステの日に起きた恵みこそ、国、民族、言葉、人種、性別、貧富の差など関係なく、すべての人に等しく聖霊が臨まれ、神の国が実現されたことを聖書は記しています。ペンテコステの日こそ、真の平和と和解による一致が実現された日、そのために聖霊は教会とキリスト者たちに臨まれ、今もなお同じく働いておられることを心に抱くべきです。
 本日は多言語で行われるペンテコステ讃美礼拝です。隣の方がどこの国の言葉で歌っていても、当惑せず、聖霊が私たちを神の子ども、神の家族と結んでくださったことを喜びつつ、声高らかに賛美いたしましょう。ハレルヤ!