2018.6.3

〜 愛が冷えて行く時代 〜
“しかし、終わりの時には困難な時期が来ることを悟りなさい。そのとき、人々は自分
自身を愛し、金銭を愛し、ほらを吹き、高慢になり、神をあざけり、両親に従わず、恩を
知らず、神を畏れなくなります。(Ⅱテモテ3:1〜2)”
 先週の水曜祈祷会では、リビングライフの御言葉の恵みを語り合ってから、祈りの課題を分かち合いました。その中で、近頃の日本や世界情勢の激変と、それに伴う悲しい出来事と、苦しむ人々のために祈ってほしいというリクエストが、皆さんから寄せられました。
 聖書は、主イエスの再臨とこの世の終わりは必ずやってくると教えています。その教えを信じ、一人でも多くの人に救いの福音を知らせるため、命をかけて全世界に遣わされていた伝道者たちを覚えています。実際、初代教会の信徒たちは、「マラナータ、主よ、来てください」という信仰をもって、終わりの時を走り抜きました。当時の信徒たちは、主イエスが昇天されてまもなく戻って来られると信じていたため、世界情勢の変化、社会倫理や文化の堕落などに非常に敏感に反応しながら生きていたのです。・・・それでは、現代のキリスト者はどうでしょうか。本当に終末の時が来ることと、主の再臨を待ち望んでいるでしょうか。難しい質問かもしれません。なぜならば、多くの方から再臨があるとすれば、私の世代ではなく、もう少し後に来てほしいし、今の時をもう少し楽しみたいという声を聞いているからです。
 考えてみると、すでに終わりの時が来ていると言ってもおかしくない時代を生きている私たちです。しかし終末は来てほしくないため、終末を思わせる徴に対し、あえて目をつぶり、耳をふさいでいる私たちかもしれない。皆さんはいかがでしょうか。次週はチャペルコンサートです。しかし、ただ音楽を楽しむ時でなく、愛の福音が語られ歌われる時です。愛が冷えていく時代の最中、イエス・キリストの十字架の愛を生き、その愛を広める神の家族でありますように・・・。シャローム