2018.7.1

〜 若者たちへの叫び 〜
“若者よ、お前の若さを喜ぶがよい。青年時代を楽しく過ごせ。心にかなう道を、目に映るところに従って行け。知っておくがよい、・・・青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。
(コヘレト11:10〜12:1)”

 先週火曜日、奥田で起きた刃物や拳銃によって二人が殺害されるという事件が日本中を揺るがしました。21歳で、陸上自衛隊で勤務した事のある青年による残酷な殺人事件でした。それに先立って、先月の新幹線殺傷事件を起こしたのも22歳の青年でありました。彼らに何が起きたのでしょうか。新幹線事件の犯人は、しきりに“俺は死ぬんだ、生きる価値はない”と語っていたそうです。生きてきた日より生きていく日がまだまだ長い、将来への希望を抱いて生きるはずの若者が希望を失い、自分自身の存在の価値を見出せない現実をどう見るべきでしょうか。
 とりわけ自分自身の人生を否定することにとどまらず、他人の命を害することまでも平気で行ってしまうことこそ、今現在の日本社会が抱えている最も大きな問題ではないかと思うのです。そしてそのことを当たり前のように、もう解決の道がないというふうに諦めてしまう社会的雰囲気に包まれている現実です。
 神よりいただいた人生の中で最も輝くべき青春時代、私たちの愛する若者たちのために涙をもって執り成しつつ、父なる神の愛のメッセージを、声を上げて叫びましょう。“あなたは愛されている、あなたは全世界全宇宙に一人しかいないほど尊い、だからあなたの若さを喜び楽しみ、創造主を心に留めて生きよ”と。シャローム