2018.7.8

〜力ある主の御言葉〜
 愛する富山小泉町教会の皆様。暑い夏を迎えて如何お過ごしでしょうか。
昨年末,東山教会において,薬物依存症からの回復を目指しているダルクの会メンバーの方の証を紹介させていただきます。
 ダルクの会のメンバーであるKさんは,母子家庭で生まれ育ち,幼かった自分のことをほったらかして遊びに行く母親とのわだかまりなどから,十代中頃から薬物を使用するようになりました。警察に何度逮捕され,刑務所に何度服役しても,そして,妊娠してさえも薬をやめることができなかったそうです。Kさんに転機が訪れたのは,刑務所に服役していた数年前のクリスマスの時でした。10分間ほど許されていた新聞閲覧の際,新聞に書かれていたある言葉に目がとまったそうです。その言葉は,「父よ,彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」でした。その時,Kさんは,キリスト教のことは何も知らなかったそうですが,その言葉が心に強く迫ってきて,今まで自分がどんなに悪いことをしてきたのかということが分かり,目から涙があふれ出て止まらなかったそうです。そして,今度こそ薬を絶対にやめようと決心し,刑務所から出所後,ダルクの会に入ったそうです
 Kさんは,ダルクに入会後,薬を断つことができ,会に関わりのあるクリスチャンの方々の導きで,教会に通うようになり,今では,クリスチャンになりたいという思いがあるそうです。
 私は,Kさんの証を聞いて,主イエス・キリストの御言葉は,本当に救いが必要な人には,すごい力を発揮するんだなということを改めて実感することができました。イエス様は,今この時も,失われた子羊を探して働かれています。神様の愛に感謝!愛する小泉町教会の皆様,再会の時までお元気で。
                S.T兄