2018.12.23

『 大きな喜びの知らせ 』ルカによる福音書2:8〜15)
 メリークリスマス!!! 救い主の誕生、おめでとうございます!!!
 クリスマスの素晴らしい主の恵みが、クリスマス礼拝に集われたお一人お一人の上に、豊かにありますように・・・。
 “神が人となってこの地に来てくださった!”・・・この知らせほど驚くべき素晴らしい知らせがあるでしょうか。そのことを、2000年前の天使たちは声高らかに歌いました。「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」と。
 ベツレヘム周辺の野原で、夜通し羊の群れの番をしていた羊飼いたちは、真夜中にまるで神の山ホレブでモーセがそうであったように、神の栄光の光に包まれました。今まで経験したことのない光景に畏れおののきつつ、天使たちより、「民全体に与えられる大きな喜びとなる希望に満ちた知らせ」を告げられます。“天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」(ルカ2:10〜11)” 聖書の中で「大きな喜びの知らせ」とは、“メシア(救い主)の誕生の知らせ”を指す言葉です。天使たちは、“イスラエルの民らが待っていたメシアがついに来られた!”と宣言します。しかし、そのメシアはある日突然、立派な馬に乗ってやってくる英雄や超人の姿ではありませんでした。むしろ、真のメシアは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子として来られた。…家畜の飼い葉桶に来られたみどりごが語るメッセージは、大きな感動を与えてくれます。最も弱い赤ちゃんとして、しかも飼い葉桶という低いところに来てくださったメシア・・・だから、神は私たちのいかなる苦しみも弱さも執り成すことができるのです。ヘブライ4章15節に記されているように、“主イエスは、私たちの弱さに同情できない方ではなく、あらゆる点において、私たちと同様に試練に遭われたお方”であるのです。“だから、私たちは憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜に適った助けをいただくために、大胆に恵みの場所に近づく“ことができるのです。そうです。一人の罪人が主イエスの招きに応え、今までの自己中心の生活を悔い改め、神中心の人生を生きることを決断し、神の助けを求め近づく時、憐れみ深い神は、その人を新しく造り変え、神の子どもとして受け入れてくださるのです。その大きな喜びの印となっているのが、バプテスマです。ルカによる福音書15:7では、一人の罪人の悔い改めがもたらす天と地をつなぐ喜びについて次のように記してします。「言っておくが、このように、悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。」 クリスマスに示された大きな喜びの知らせは、イエス・キリストを心に受け入れた一人の罪人に起きる悔い改めと、神の子どもとしての新しい歩みを宣言するバプテスマを通して完成するのです。本日執り行われる有賀姉のバプテスマ式を通して、天と地をつなぐ神の大きな喜びを、共に味わうことができますように祝福します。ハレルヤ!