2018.6.17

 先週12日にトランプ大統領金正恩委員長との歴史的な会見がシンガポールで行われました。日本の多くのマスコミは、金委員長の身長がハイヒールで高くなっているなど、この会見の本質的な意味を歴史的に語ることなく、報道したことにあきれましたが、この会見が実現した前提は、4月27日文在寅大統領と金正恩委員長が互いの国境線を超えて握手し南北首脳会談を実施したことによります。
 私は、2015年9月に北朝鮮との国境線DMZ非武装地帯にある鉄原で韓国YMCA同盟国境平和学校主催の国際平和会議に出席しました。国境平和学校は、2013年から韓国YMCA同盟平和生命センター所長ジュン・シソック博士が校長となり、韓国政府と連携し、南北朝鮮の平和統一と和解の研究のために開講されました。ジュン・シソック博士と教授陣や学生は、毎日国境のソイ山に登り平和の祈りを捧げています。
 私は、そのような人々の熱心な執り成しの祈りが、今回の平和会見に繋がったと信じます。文在寅大統領は、釜山YMCAの理事をされ、韓国キリスト教協議会の人権委員もされた方です。祈りをもって会見に臨まれたのだと思います。「そこで、まず第一に勧めます。願いと祈りと執り成しと感謝とをすべての人々のためにささげなさい。」(テモテ一2章1節)これからも南北朝鮮の平和統一のために執り成しの祈りを捧げたいと思います。
                     S.S兄